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髪の毛によって救われた!モーリシャス沖で起きた原油流出事故

今年7月にインド洋の島国モーリシャスの沖合で、日本企業の所有・運行する貨物船「わかしお」が座礁、1000トンを超える大量の燃料油が流出した事故。流れ出した重油を回収するのに髪の毛が役立つという話をまとめました。

 

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2020年7月にインド洋の島国モーリシャスの沖合で、日本企業の所有・運行する貨物船「わかしお」が座礁、1000トンを超える大量の燃料油が流出した事故。
出典 モーリシャス重油流出、海外メディアはどう報じたか?日本がすべきことは?(志葉玲) - 個人 - Yahoo!ニュース

■国際的な問題に発展

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事態は重大な環境汚染のみならず、事故への対応をめぐり、モーリシャス政府へ人々の不満が爆発するなど、現地の政情不安という面も見せ始めている。
出典 モーリシャス重油流出、海外メディアはどう報じたか?日本がすべきことは?(志葉玲) - 個人 - Yahoo!ニュース
モーリシャス沖で座礁して重油を流出させた日本の貨物船に対しモーリシャス政府は、船主の長鋪(ながしき)汽船(岡山県)や同社が契約する保険組合に賠償を請求する方針
出典 モーリシャス沖座礁、賠償責任は商船三井ではなく「船主」に - SankeiBiz(サンケイビズ):自分を磨く経済情報サイト
なぜ、船を運航していた海運大手の商船三井ではないのか。背景には、海運会社がコストやリスクを抑える中で、国内船主と長年にわたり築いてきた商習慣がある。
出典 モーリシャス沖座礁、賠償責任は商船三井ではなく「船主」に - SankeiBiz(サンケイビズ):自分を磨く経済情報サイト

■生態系への影響も…

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流出の量よりも場所が、環境への深刻な影響という意味で、大きな懸念材料となっているのだ。
出典 モーリシャス沖の貨物船の重油流出、なぜ深刻なのか - BBCニュース
鮮やかな青緑色の海が広がり、数多くのインド・ボリウッド映画の舞台となってきたモーリシャス・マエブール村沖の青いサンゴ礁地帯は、今や黒と茶色に染まっている。
出典 モーリシャス沖の貨物船の重油流出、なぜ深刻なのか - BBCニュース

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BBCの報道によれば、事故現場周辺の海域は世界的にも貴重な生物多様性の宝庫であり、約800種の魚類、17種の海洋哺乳類、2種のカメを含む1700種が生息。これらの生物やサンゴ礁マングローブ林などが流出した重油によって危機にさらされているというのだ。
出典 安倍首相だんまり 日仏落差「モーリシャス史上最悪」の環境危機に(志葉玲) - 個人 - Yahoo!ニュース

■海のピンチを救ったのは髪の毛!

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日本人としては大変申し訳無い気持ちでいっぱいですが、この重油事故に対して地元住民の間では、自らの髪の毛を切って提供するという動きが広がっているというのです。
出典 モーリシャス沖の原油流出事故 髪の毛が油回収の救世主に : ハゲルヤ - ハゲと向き合うウェブマガジン
リアム(9歳)君とネル(もうすぐ6歳)ちゃんは、大事に伸ばしていた髪を「ラグーンのために」とバッサリカット。集められた髪の毛はストッキングに入れ、吸収剤として使うのだとか。
出典 モーリシャス沖の原油流出事故 髪の毛が油回収の救世主に : ハゲルヤ - ハゲと向き合うウェブマガジン

■専門家が語る 油回収に髪の毛が役立つ可能性 

8月13日にVOGUEで公開された記事によると、偶然にもモーリシャス重油流出のわずか1週間前に、シドニー工科大学が最新の研究結果を発表していた
出典 モーリシャス座礁で海を守るために「髪の毛」を切る住民たち。私たちができる3つのこと | 世界のソーシャルグッドなアイデアマガジン | IDEAS FOR GOOD 
人間の髪の毛や犬の毛が、高速道路などの固い地表面に流出した油をきれいにするうえで、合成繊維と同じくらい優れていることがわかった。
出典 モーリシャス座礁で海を守るために「髪の毛」を切る住民たち。私たちができる3つのこと | 世界のソーシャルグッドなアイデアマガジン | IDEAS FOR GOOD
研究を主導した環境学者のメガン・マレー博士(Megan Murray)は、「髪の毛は、これまでの型にはまらない持続可能な起源を持っているものです。」と、油対策としての髪の毛の有効性をこう説明する。
出典 モーリシャス座礁で海を守るために「髪の毛」を切る住民たち。私たちができる3つのこと | 世界のソーシャルグッドなアイデアマガジン | IDEAS FOR GOOD
考えてみてください。どのコミュニティにおいても、髪の毛は持続的に発生しますよね。だからこそ、世界中で再生産が可能な素材であると同時に、原油[流出]の対処にきわめて効果的な素材でもあるのです。
出典 モーリシャス座礁で海を守るために「髪の毛」を切る住民たち。私たちができる3つのこと | 世界のソーシャルグッドなアイデアマガジン | IDEAS FOR GOOD

■油吸着材も誕生!

現地に油を吸収する「油吸着材」が提供された。開発したのは、社員数わずか12名の「エム・テックス」
出典 モーリシャス重油流出で大活躍「油吸着材」に支援金2400万円(SmartFLASH) - Yahoo!ニュース
担当者の竹ノ下友基部長は、「ナノファイバーと呼ばれる、人間の髪の毛よりさらに細い特殊な繊維を素材としています。水を吸わず、油のみ吸収する技術を開発し、昨年から販売を始めました。
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今回の事故で政府関係者の方々からご連絡いただき、取り急ぎ20箱分、約1トンの油を吸えるぶんをご提供しました」と明かす。
出典 モーリシャス重油流出で大活躍「油吸着材」に支援金2400万円(SmartFLASH) - Yahoo!ニュース