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「オキシトシン」がハゲを救う!毛の成長を促す働きを研究グループが突き止める

妊婦さんの「妊娠中は毛が濃くなった」という体験談は本当なのか。神奈川県立産業技術総合研究所の景山達斗研究員と横浜国立大学のグループは、出産前や授乳期の女性で多く分泌されるオキシトシンと呼ばれるホルモンに毛の成長を促す働きがあることを突き止めました。エラい!エラすぎる!!

幸せホルモン「オキシトシン

オキシトシン」という言葉を聞いたことがありますか?これは、家族やパートナーとのスキンシップや信頼関係に深くかかわるホルモン。本来はママの母乳を出すためのものですが、嬉しい、楽しい、気持ちいいと感じた時に脳で作られます。
出典 花王メリーズ
オキシトシンは脳の視床下部神経細胞で産生される神経ペプチドの一種で、出産や授乳、子育てや他個体との関わり合いなどで脳内および血中へ放出されることから、“愛情ホルモン”や“信頼ホルモン”とも呼ばれています。
出典 国立研究開発法人科学技術振興機構

妊娠すると毛が濃くなるのはなぜ?

Q. 妊娠中、おなかの毛は濃くなった?
なった 73%
ならなかった 27%
出典 たまひよ
妊娠中は体にさまざまな変化が見られますが、その一つが「体毛」のようです。おなかの毛が濃くなってきたことに気づき、びっくりした方もいるかもしれませんね。
出典 たまひよ
妊娠中はホルモンバランスが大きく変化します。女性ホルモンが増えることによりメラニンが増え、皮膚の色味を濃くしたり、毛の色素も濃くしたりします。特にお腹を守ろうとしてお腹周りの毛が濃くなったと感じる方は多いようです。その他にも産毛だった背中、鼻の下、胸等も濃くなったと感じる方も多いようですね。
出典 医療脱毛専門クレアクリニック

研究グループがオキシトシンの働きだったと突き止めた

出産前や授乳期の女性で多く分泌されるオキシトシンと呼ばれるホルモンに毛の成長を促す働きがあることを、神奈川県の研究所などのグループがヒトの細胞を使った実験でつきとめたと発表しました。
出典 NHK
景山研究員は「妊娠によって体毛が濃くなるという声を裏付ける結果で驚いている。脱毛症に悩む女性や子どもにも使える薬の開発などに役立てたい」と話しています。
出典 NHK

毛の成長が1.3倍に!

研究グループは「妊娠中に体毛が濃くなった」という体験談を実証するため、オキシトシンと毛の成長の関係を調べました。ヒトの細胞から毛根の根元にある「毛包」と呼ばれる器官を作製し、オキシトシンを振りかけて変化を観察したところ、オキシトシンをかけなかった場合と比べて、毛の元となる組織の長さがおよそ1.3倍になっていたといいます。
出典 ハゲルヤ
また、毛包にかけるオキシトシンの量を増やすほど、毛の成長に関わる特定の遺伝子が活発に働くことも分かったということです。
出典 ハゲルヤ

オキシトシンの出し方

・スキンシップを図る ⇒家族やペット、パートナーなどとのスキンシップはオキシトシンが分泌されるといいます。

タッチケア ⇒家族やペット以外でも、マッサージなどでも分泌が促進されるといいます。

・グルーミング ⇒人が一箇所に集まってコミュニケーションを楽しむことグルーミングといいます。コミュニケーションを通して分泌が促されます。
出典 健康管理検定
生活の中で簡単かつ着実にオキシトシンを増やしたいなら「入浴」がいいでしょう。とりわけ大空間でゆったり入れる銭湯がおすすめです。さらに効率よく “幸福度をアップ”する入浴法として「温冷交代浴」があります。
出典 東京銭湯

全国浴場組合が行った実験で、温冷交代浴でオキシトシンが増加することが明らかになっています。体に無理のない範囲でサウナを活用するのもいいでしょう。
出典 東京銭湯

さらにオキシトシンには脂肪燃焼の働きも

オキシトシンは最近“夢の肥満薬”としての研究も進んでおり、食欲抑制や脂肪分解などの効用が報告されています。そのほかにもストレスから脳を守ったり自律神経を整えたりと体に嬉しい効果が盛りだくさんです。
出典 GOOD HEALTH JOURNAL
脳内のオキシトシンにはエネルギー消費量を上げ、体温を上昇させる作用もあることがこれまでの研究から知られていましたが、この作用が『脳のどこで』『どのような機構で』発揮されているかは分かっていませんでした。
出典 国立研究開発法人科学技術振興機構
研究結果は、自律神経機能を調節するオキシトシンニューロンの脳内伝達経路を解明したものであり、今後、社会行動時に引き起こされる情動表出に伴う自律神経反応(体温の上昇や心拍数の増加など)の神経メカニズムの解明に向けた研究への展開が期待されます。また、オキシトシンニューロンの機能不全がプラダー・ウィリー症候群などで見られる肥満の発症原因である可能性が示唆されており、本研究成果が新たな肥満治療法の開発につながる可能性があります。
出典 国立研究開発法人科学技術振興機構

ハゲとデブ、オキシトシンで両方解決するかも!!